様々なキャリア・SIM事業者があり、それぞれに個性のあるプランを打ち出しています。その中でも2年間契約、3年目以降の月額料金が変わるようなプランを利用されている方も多いのではないでしょうか。
初回の契約時にはきちんと考えて契約していても、ずっと覚えているわけではありませんよね。そのため利用年数で料金が変わると、なかなか現状を把握しにくいのではと思います。
今回はUQモバイルの月額料金について、その基本と、よりお得に利用する方法について解説します。
UQモバイルの月額料金について
UQモバイルは2年目、3年目以降も料金は変わらない
プラン名 | 月額料金 | 節約モード/ 速度制限時 |
---|---|---|
プランS (3GB) | 1,980円 | 300kbps |
プランR (10GB) | 2,980円 | 1Mbps |
データ高速プラン (3GB・225Mbps) | 980円(通話不可) | 200kbps |
データ無制限プラン (容量無制限・500kbps) | 1,980円(通話不可) | - |
UQモバイルが現在用意しているメインのプランは、スマホプランのみです。こちらは、月額料金が利用期間によって変わることはありません。その他データ通信用のプランもありますが、こちらも料金が変わることなく利用することが可能です。
新規契約時から一定の期間料金が安くなる事業者もありますが、UQモバイルの場合はずっと変わりません。シンプルでわかりやすい料金体系であるため、安心して利用することができます。
毎月利用できるデータ容量も2年目、3年目以降に減ることはない
格安SIMの中には年数経過によってデータ容量が減る会社もありますが、UQモバイルは利用できるデータ量も変化しません。利用できるデータ量はプランを変更しない限り、ずっと同じデータ容量で利用することができます。
2019年9月30日以前の「おしゃべり・ぴったりプラン」は利用年数で料金が変わっていた
このように利用期間により、月額料金や利用できるデータ容量が変わらないのがUQモバイルの特徴ですが、以前は利用年数により料金が変化するプランが存在していました。それが「おしゃべりプラン・ぴったりプラン」です。
このプランは、以下の特徴があります。
- 音声通話が5分間かけ放題のおしゃべりプラン
- 毎月60分から180分の無料通話が可能なぴったりプラン
契約期間は2年間で、1年目は料金が割引されており、2年目からは通常料金に変更されます。また、最初の2年間は無料でデータ容量の増量を行うことが可能です。そのため、実質的に最初の2年間は、3年目以降より多くのデータ容量を利用することができます。
おしゃべりプラン・ぴったりプランは、2019年10月1日以降は新規の受付を行っていません。それ以前に申し込んだ方は、プラン変更等の心配をすることなく継続利用が可能です。
UQモバイルをお得に使う方法
2回線目以降の契約はUQ家族割で永年500円/月割引される
UQモバイルでは、プランによる月額料金の変化はありません。しかし、割引サービスが豊富に用意されています。
もっとも基本的な割引サービスとして、「家族割」があります。こちらは任意のSIM回線を親回線として、家族間で最大9回線までを子回線として契約することができます。
子回線は月額料金が500円割引されます。さらに、期間の定めがないため、1度加入すると解約までずっと500円引きで利用することができます。
家族割は、親回線、子回線の契約者が家族関係である場合に限り、申し込むことが可能です。申し込みにはそれぞれの契約者が家族であることを証明する書類が必要です。
親回線の契約者が子回線の契約者と同一でも家族割は適用されるため、1人が2回線以上契約したり、父親名義で家族全員分のSIMを契約するといった場合にも家族割は適用されます。
また、家族割の適用条件として、以下のプランへの加入が必要です。
- スマホプラン
- おしゃべりプラン(2019年9月30日で終了)
- ぴったりプラン(2019年9月30日で終了)
おしゃべりプラン・ぴったりプランは新規の募集を終了していますが、すでに契約を行っている方はは継続して利用することが可能です。
これ以外のプランに加入の場合は、家族割が適用されませんので注意してください。
UQ家族割については以下の記事で詳しく解説していますので参考にして下さい。
UQモバイルを現在利用している、もしくはこれから契約しようと考えている中で、複数回線の契約を検討している方も多いのではないでしょうか。 今回は、UQ<モバイルで2台目以降の契約を行う方法について解説します。また、複 …
18歳以下の場合はUQ学割で本人&家族が13ヶ月間980円の割引
こちらの「UQ学割」は現在は終了しています
18歳以下の方は「UQ学割」を利用することができます。こちらは、13か月間を基本として、本人とその家族が毎月割引を受けられます。家族割と併用することができるため、組み合わせるとかなりお得になります。
条件は18歳以下であることと、スマホプランへの申し込みを行うということの2点のみです。18歳以下であれば、学生でなくても適用されます。18歳以下の方はスマホプランS、M、Lのどのプランでも学割を適用できますが、家族はスマホプランMもしくはLの利用に限定されます。
割引額は以下の通りです。
- スマホプランS : 500円(学生のみ利用可能)
- スマホプランM : 1000円(学生、家族ともに利用可能)
- スマホプランL : 1000円(学生、家族ともに利用可能)
この金額に、家族割の500円引きがセットになるため、最終的な月額料金は以下の通りです。
- スマホプランS : 980円(13か月間適用)
- スマホプランM : 1480円(13か月間適用)
- スマホプランL : 2480円(6か月間適用)
この期間内は割引サービスを受けることができますが、もし期間内にスマホプラン以外の料金プランに変更した場合は、その回線の利用者は割引を受けられなくなってしまうため注意してください。
また、家族の方が期間内にスマホプランSに変更した場合も、同様に割引が終了してしまいます。そのため期間内はプラン変更せず、現状のプランのまま利用することをおすすめします。
通話をたくさん使う場合はかけ放題か通話パックを利用する
UQモバイルをご利用の方や検討中の方で、音声通話が多い方にもお得なプランが用意されています。音声通話に関するオプションは、以下の3つのプランがあります。
- かけ放題(24時間/月)
- かけ放題(10分/回)
- 通話パック(60分/月)
かけ放題に関しては、いつでもかけ放題もしくは毎回10分までかけ放題の2種類があります。
通話パックは毎月60分までであれば好きに利用できるというプランです。例えば毎月1回60分話す場合や15分の通話を4回行う場合など、合計60分以内であれば好きに通話を行うことができます。
10分かけ放題もしくは通話パックを選んだ場合、決められた通話時間を超えた場合は、20円/30秒の通話料金が追加で発生します。既定の時間を超えると通話できない、という訳ではありません。
どのプランを選ぶのかは毎月の利用状況から判断するのが良いでしょう。毎月の通話状況は「my UQ mobile」の料金案内から確認することができます。
各オプションの料金と、適用すべき通話時間の目安は下記の通りです。
毎月の通話時間が90分を超える場合はこちらのプランを適用するほうがお得に利用できます。90分に満たない場合は通話パック、全ての通話が10分以内で収まるのであれば、10分かけ放題の方が良いでしょう。
全ての通話が10分以内に収まるのであれば、こちらのプランがおすすめです。ただし、合計の通話時間が65分に満たない場合は、通話パックを利用する方が適切です。
毎月の通話時間が12分30秒を超える場合は、こちらのプランを適用するほうがお得に利用できます。
これらのオプションをうまく活用することで、通話料金を抑えることができます。
通話オプションとau IDの登録で月間データ容量が増量になる(13ヶ月間)
先ほど紹介した通話オプションを利用し、かつau IDに登録を行うと、毎月のデータ増量を無料で行うことができます。データ増量が無料であるため、実質のデータ増量ということになりますね。
データ増量分は下記の通りです。
- スマホプランS : 1G増量無料(合計4G)
- スマホプランM : 3G増量無料(合計12G)
- スマホプランL : 3G増量無料(合計17G)
また、余ったデータは翌月に繰り越せるので、毎月無理に使い切る必要もなく安心ですね。通話とデータ通信の両方をよく利用する方は、ぜひ試してみてください。
データ通信を多用する場合は「データ無制限」プランを利用する(音声通話SIMはなし)
データ通信を多用する場合、UQモバイルではデータ無制限プランが用意されています。こちらは月額1980円で利用することができ、通話はできません。データ通信のみを利用したい場合に有効なプランです。
ただし、利用できる通信速度は500kbpsです。通常のスマホプランの場合だと、最大150Mbpsでデータ受信が可能であるため、少し遅く感じてしまうかもしれません。
スマホプランの場合は速度制限がかかると200kbpsまで落ちてしまうため、常に一定の速度で多くのデータ通信を行いたいという方にはおすすめのプランです。
まとめ
今回はUQモバイルをお得に利用する方法について解説してきました。どれもわかりやすいサービスで、組み合わせて加入することで、よりお得になります。
今の利用状況をあらためて確認すると、利用料金を抑える可能性が見つかるかもしれません。この機会に、きちんと見直してみてはいかがでしょうか。