格安で飛行機に乗れる国際線のLCCも普及し始め、最近は誰でも気軽に海外に行けるようになりましたね。海外へ行ってもSNSを更新したり、日本にいる人と連絡を取り合いたいという方も多いのではないでしょうか?
そんなとき、普段使っているスマートフォンで電話をしたりインターネットが使えたら便利ですよね。
今回は、格安SIMのUQモバイルでは海外で国際ローミングを使えるのかについてご紹介します。UQモバイルユーザーで海外へ行く予定のある方は必見の内容となっているのでぜひ渡航前にチェックしておいてくださいね!
UQモバイルは海外での利用(国際ローミング)はできるのか?
UQモバイルの国際ローミングは音声通話とSMSのみ利用可能
海外へ旅行や出張へ行く際にUQモバイルは国内と同じように電話やSMSのやりとりはできるのでしょうか?
実はUQモバイルは格安SIMであるにも関わらず、国際電話とSMSと利用することができるので海外でも連絡を取ることが可能です。ただし、通常国内で使用するときと利用料金や使用方法が変わりますので注意が必要です。
UQモバイルの国際通話料金簡易表。着信のみでも料金が発生するため注意
国際通話を行うには、国際通話料金を支払う必要がありますが国内と違い着信の通話でも料金が発生するため注意してください。
国/地域名 | 料金(円/30秒) |
---|---|
北米 オーストラリア グアムなど | 20 |
東アジア | 55 |
ヨーロッパ 東南アジア | 65 |
アフリカ | 85 |
中南米 | 95 |
例えば中南米では着信であっても190円/分と高めの通話料が設定されているので、極力短めに通話を終えるよう意識しなければ高額の請求が来ることもあります。
通話料を節約したいのであれば、国際ローミング機能をオフにするか着信があっても出ないようにしましょう。最近はSNSで音声通話を無料で行えるようになっているので、LINEなどのアプリを活用するのも手です。
UQモバイルの海外宛SMSの料金表。受信は国内と同じく無料
海外から送信の場合、SMSでも国内に比べかなり高額の送信料がかかってしまうのはご存知でしたか?国内宛であれば3円〜/通なのに対して海外になると急に100円/通ほどの送信料が発生してしまいます。
文字数(全角) | 送信料(免税) |
---|---|
1〜70文字 | 100円 |
71〜134文字 | 200円 |
135〜201文字 | 300円 |
202〜268文字 | 400円 |
269〜335文字 | 500円 |
336〜402文字 | 600円 |
403〜469文字 | 700円 |
470〜536文字 | 800円 |
537〜603文字 | 900円 |
604〜670文字 | 1000円 |
ただし、通話と違い受信料は発生しないので知らない間に高額になっていたというトラブルは避けやすいといえるでしょう。
UQモバイルで国際ローミングを利用する方法
国際ローミングはオプション料金・事前申し込み不要で使える
国際通話などの国際ローミングはオプションに加入したり事前に利用申込等は不要で使うことができます。便利な反面、料金や仕組みをしっかりチェックしておかないと帰国後高額の請求が来る可能性もあるため注意が必要です。
国際ローミングのオンオフを渡航の前後で切り替えることで、更に確実に高額請求を避けることができます。
日本⇔海外の発信方法
発信方法は国内のように電話番号のみでは繋がらず、必ず電話番号の前に「国番号」を入力する必要があります。このとき、相手の電話番号が0から始まる場合は最初の0は省略して入力するようにしてください。
例えば海外から日本国内へかける際は、最初に「0」や「*」を長押しして「+」を表示させます。その後、相手先の国番号(日本なら81)を入力して電話番号の頭の0を省略した番号を入力して発信します。
日本から海外へ発信する際は最初に「010」を入力して相手先の国番号を入力後、電話番号の頭の0を省略した番号を入力して発信してください。
ちなみに、一緒に海外旅行をしている友人へ渡航先で電話をかける際には、日本国内にかけるのと同じように「+国番号」をつける必要があるので覚えておきましょう。
日本⇔海外のSMS送信方法
日本から海外へSMSを送信するには、国際通話と同じく電話番号の前に「010-国番号」をつけて送信をします。また、発信先の携帯電話番号の最初の0は国際通話と同じように省略して入力してくださいね。
海外から渡航先の国内の携帯や、日本以外の国へ送信する場合は「010-国番号-先頭の0を抜いた電話番号」を入力します。
さらに海外から日本国内や、同じ国にいる日本人の携帯へ送信する際は普段と同じ電話番号で送信することができます。
SMSを普段から頻繁に利用している方には便利ですが、海外のSMSの送信には一通100円〜の送信料がかかるので注意してください。
iPhoneでデータローミングをオンにする方法
海外へ渡航中、データ通信料が思いがけず高額になるのを防ぐためにデータローミングをオフにする方も多いのではないでしょうか。
その場合は帰国後、データローミングをオンに切り替えなければ日本国内での通信ができなくなるので注意してください。
iPhoneの場合は「設定」>「モバイル通信」>「通信のオプション」>「データローミング」からローミング設定を変更しましょう。
ちなみにデータローミングはオフにしておいても海外で音声通話やSMSの送受信は可能です。通話やSMSも利用せずWi-Fiだけでいいという場合は、音声通話ローミングもオフにしておけば思わぬ連絡を防ぐこともできますよ。
Androidでデータローミングをオンにする方法
Android端末でデータローミングの設定を行うには、「設定」>「ネットワークとインターネット」>「モバイルネットワーク」→「データローミング」の順でタップしていきます。
Android端末もiPhoneと同じようにデータローミングをオフにしても海外での音声通話やSMSの送受信は可能です。
またUQモバイルの回線を使わずWi-Fiのインターネットだけ利用したい場合は、iPhone端末もAndroid端末も機内モードをオンにすることで設定できます。
海外では日本国内に比べ無料Wi-Fiスポットも多いので、こまめにチェックしておけば意外と無料でインターネットを使えるタイミングも多いです。
UQモバイルの国際ローミングの注意点
データSIMでは国際ローミングは使えない
残念ながらUQモバイルでは、インターネットを利用するためのデータ通信の国際ローミングには対応していません。
データ通信が国際ローミングに対応していると、日本国内と同じようにUQモバイルの回線を利用してデータ通信が行えますが、現状は格安SIMでの対応はなかなか難しいといえます。
そのため、海外でインターネットを使いたい場合はポケットWi-Fiをレンタルしたり現地で使えるSIMカードを用意する必要があります。
データ通信を使いたい場合はWi-Fiレンタルや現地でSIMを購入する
海外への渡航後、いつも使っている端末でインターネットを利用するにはポケットWi-Fiのレンタルをするのがオーソドックスな方法です。
ポケットWi-Fiのレンタルを行う会社はいくつかありますが、空港に店舗がある会社を利用すると便利です。
渡航先や利用可能ギガ数にもよりますが一日500円前後で借りることができ、空港に店舗があれば空港内で端末を借りたり返却をすることができます。
他には渡航先の国で利用できるSIMカードを用意する方法もあります。その場合、スマートフォンやタブレット端末はSIMフリーである必要があるので確認しておきましょう。
SIMカード自体は現地の携帯ショップで購入することもできますが、少し難易度が高いと感じる方はあらかじめ日本で用意することもできます。
ただし、海外のSIMカードは1ヶ月分数ギガ利用できて2000円ほどで購入できますが日本のキャリアだと500MBで3000円前後とかなり高額です。
そのため現地でのコミュニケーションができる、頑張ってみる!という方はぜひ現地でSIMカードを用意したほうがお得ですよ。
設定などもお願いすれば携帯ショップのスタッフの方が行ってくれるので、言い回しなどをあらかじめ練習しておくと安心ですね。
まとめ:UQモバイルは国際ローミングで通話とSMSが使える!
UQモバイルは格安SIMにもかかわらず、国際ローミングで通話とSMSの送受信を行うことができるので安心してください。
ただし、データ通信は利用できないのでインターネットを使いたい場合はポケットWi-Fiのレンタルや現地用のSIMカードを準備してください。
渡航先の国で購入できるSIMカードにはプリペイド式のものもあり、悪用や使い過ぎ対策にも効果的ですよ。
海外でも普段通りスマートフォンを使いたいのであれば、現地での通信方法の準備も忘れずに行っておきましょう!