格安SIMを始めるときや使っているうえで心配なことのひとつに、ネットワークトラブルがあげられるのではないでしょうか。そもそも格安SIMではLTE回線を使えるのか?すぐに圏外になってしまうのではないか?安いからこそ不安に思ってしまいますよね。
実は、格安SIMであってもそのほとんどのキャリアはLTEを利用することができるのでご安心ください!
今回は格安SIMの代表格、UQモバイルで万が一LTEが繋がらなくなった場合の対処法についてご紹介します。急にネットワークが使えなくなり焦る前にこちらを読んでおけばすぐに対応できるのでぜひ参考にしてくださいね。
UQモバイルで4G LTEにつながらない場合の原因と対処法
APN設定(ネットワーク設定)に間違いがないか確認する
新たにUQモバイルに乗り換えた直後や機種変更をした後にネットワークが繋がらないのであれば、APN設定が間違っている可能性があります。
そんな時には、スマートフォンの「設定」アプリの中にある「無線とネットワーク」から「その他設定」>「モバイルネットワーク」>「高度な設定」の順で選択し「APN」か「CPA設定」から、設定値が正しく入力されているか確認しましょう。
APN名、アクセスポイント名:uqmobile.jp
APN、APN設定:
ID、ユーザーID、ユーザー名:uq@uqmobile.jp
Password、パスワード:uq
認証タイプ、PPP認証タイプ、暗号タイプ:CHAP
APNプロトコル:IPv4/IPv6
APNタイプ:default、supl、dun
UQモバイルから購入した端末であれば自動で入力されていますが、SIMフリー端末を自分で用意した場合は、SIMの挿入後に必ずこのネットワーク設定しなければモバイルネットワークや音声通話は使えないので注意してくださいね。
機内モードがオンになってしまっていないか確認する
意外と多いのが、ミス操作などが原因でネットワークモードが知らない間に機内モードになってしまっているパターンです。
機内モードとは、主に飛行機に搭乗する際に電源を切らなくても通信電波をシャットアウトできるモードのことです。
機内モードになっているかは、スマートフォンの右上にある電波の状態を示すアイコン表示を見ることで確認できます。
スマートフォンが機内モードになっていると「LTE」マークや電波の強さを示すアイコンがなく、飛行機のマークがついています。
機内モードを解除するには、スマートフォンのホーム画面で上から下に画面をスワイプすることで出現するクイックニューか、「設定」アプリの「ネットワークとインターネット」設定から機内モードをオフにすることができます。
モバイルデータ通信がオフになってしまっていないか確認する
他にも、Wi-Fi環境にずっといた後などはモバイルデータ通信がオフになってしまっていたことに気が付かないケースもあります。
その場合もスマートフォンのクイックメニューか設定アプリから、モバイルデータ通信の状態を切り替えることができます。
機内モードやモバイルデータ通信のオフは、ホーム画面で上から下へのスワイプとワンタッチで簡単に設定されてしまうためありがちなミス操作のひとつです。
普段からネットワークの状態をいつの間にか制限してしまっていないかを確認する癖をつけると、急にネットが使えなくなってしまうトラブルを減らすことができますよ。
改善されない場合は一度スマホを再起動してみる
特にモバイルデータ通信がオフになっていたり機内モードになっていないのにも関わらずインターネットに繋がらない場合は、一度再起動してみることをおすすめします。
スマートフォンも精密機器なので、定期的に再起動を行い休ませることで意外と調子が戻ることも多いですよ。
再起動の方法は端末により違いますがほとんどの端末は電源ボタンを長押しすると「電源を切る」か「再起動」の選択コマンドが出てくるのでそこで再起動を行うことができます。
それでも改善されない場合はSIMカードを挿し直してみる
スマートフォンを再起動してみてもインターネットに繋がらない場合はSIMカードの挿し直しをしてみましょう。
端末を落としてしまったり汚れが入り込んでしまうことで接触不良となり、正しくSIMカーが読み込まれずインターネット接続ができないこともあります。
SIMカードを触るときは極力素手で触るのは避け、ほこりやよごれがSIMカードに付着してしまわないようにしてくださいね。
山間部や高層・地下の場合は繋がらない可能性がある
昔よりだいぶ電波が届きやすくなったとはいえ、やはりLTEであっても地下や山間部、極端に高い場所などでは繋がらない可能性もあります。
そういった特殊な場所にいて電波が繋がらない場合は、一度地上やお店の近くなどへと場所をかえて試してみましょう。
また、最近は飛行機や船の上ではWi-Fiが提供されていることもあるので各運行会社のホームページなどから搭乗前にチェックしておくと便利ですよ。
可能性は低いがUQモバイル側でネットワーク障害が起こっている場合も
最後に考えられるのが非常に可能性は低いものの、UQモバイル側でのネットワーク障害が起こっている可能性も考えられます。
その際UQモバイルは100パーセントau回線なので、auのネットワーク障害も併せてチェックするとなおよいでしょう。
ネットワーク障害の場合はユーザーが自分ではどうしようもないので、復旧を待つしかありません。その間はWi-Fiでのインターネット接続に切り替えてくださいね。
どうしても繋がらない場合は別の電話からUQお客様センターへ相談する
すべての原因を探ってもネットワークが繋がらない場合は、別のつながる電話からUQお客様センターへ相談してみてください。
ごくまれにSIMカードの故障などが原因でネットワークが繋がらなくなるケースもあるので交換なども視野に対応を検討することになるでしょう。
UQモバイルは繋がりにくい?対応エリアについて解説
UQモバイルの4G LTE対応エリアは大手キャリアのauと同一のため繋がりやすい
UQモバイルは、100パーセントau回線を運用しているのでその対応エリアもauと同じで人口カバー率は99パーセントを誇っています。
通常人がいる場所では基本的にはネットワークが繋がるので、格安SIMとはいえ安心してスマートフォンを利用することができます。
しかもその速度も格安SIMの中では群を抜いて速い数値を保っており、大手キャリアに引けをとらない品質でネットワークを利用することができます。
そのためUQモバイルは初めての格安SIMであってもつながりやすく、安心して乗り換えがしやすいキャリアといえます。
UQモバイルは4G LTE回線のみで3G回線非対応
あえてひとつ欠点をあげるとすればUQモバイルはLTE回線のみで3G回線の運用は完全に終了してしまっている点です。
他キャリアの中にはLTEの前に普及していた3G回線の運用をまだ続けているところもあり、その場合はLTEが使えなくても自動的に3G回線に切り替わり速度は劣るものの圏外になる確率は非常に下がります。
その点、3G回線を使えないUQモバイルではLTEの電波が入らずにWi-Fiもない場合は完全に圏外になってしまいます。
人の生活圏であればよっぽど普段の利用で困ることはありませんが、キャンプなどのアウトドアで山奥に入った際に不利になることもあるので注意が必要です。
まとめ:UQモバイルで4Gに繋がらない場合は各対処法をチェック!
UQモバイルは大手携帯電話キャリアのauと同じグループで回線もauと同じものを使用しているので、大抵の場所では電波をキャッチすることができます。
ただし、スマートフォン側での設定ミスや地下や上空などの特殊な場所にいる場合はネットワークを利用することができません。
急にモバイルネットワークが使えなくなってしまった際には、慌てずに一つずつ確認作業を行うことで必ず復旧することができます。
UQモバイルでは年中無休のお客様センターも常設されているので、困ったときはぜひ活用してくださいね!