スマホの通信会社を変える時、気になるのは今までのスマホのデータを引き継げるかどうかです。データそのものはスマホ本体に残りますが、現在はスマホで連絡を取るときには必須になっている通信アプリ「LINE」をUQモバイルで引き継ぐためにはどうしたらいいのか?その疑問についてまとめてみました。
知らずに通信会社やスマホの機種変をすると、せっかくのLINEの連絡先やトークデータが引き継げなくなる可能性があるので、最後までチェックしてくださいね。
UQモバイルでのLINEについて
今まで大手キャリアのスマホしか使ったことなく、格安SIMのUQモバイルで通信アプリのLINEが使えるかどうか不安、通信会社を変えた場合はアカウントの引継ぎなどはどうすればいいの?など、これからUQモバイルに変更したい人に向けて、UQモバイルでのラインについて解説します。
UQモバイルでもLINEは問題なく使える
まずそもそも、UQモバイルに変えた場合にLINEは大手キャリアの様に何も不自由なく使えるのかという疑問ですが、安心してください。UQモバイルでも何も制約もなく今まで通りLINEでメッセージのやり取りやスタンプ機能、音声通話やビデオ通話などを使うことができます。
今ではスマホのアプリの中で必須ともいえるLINEを、格安SIMのUQモバイルでも活用しましょう。
これまでのスマホをそのまま使う場合は引継ぎ作業も必要なし
違う通信会社からUQモバイルに乗り換える際、いま使っているスマホを替えずにそのまま使う場合は、特に引き継ぎの作業は必要ありません。SIMカードを差し込んで通信設定を終わらせれば、今まで通りLINEを使うことができます。
スマホを替えないのですべてのデータはそのままで、友だちリストやトーク履歴なども以前のまま残ります。
年齢認証ができないためID検索が使えないのは注意点
UQモバイルでLINEを使う際に気を付けなければならないのが、友達を追加する時に使用するID検索機能が使えないということです。ID検索機能とはLINEのアカウントにIDを設定しそのIDを教えてもらえば検索画面でアカウントが検索でき、そのまま友達に検索できる機能です。
なぜID検索ができないかというと、LINEのID検索機能は悪質な出会い系トラブルなどを防止するために、18歳未満の人には利用でできないという制限があり、これを確認するためには年齢認証が必要となります。
しかし、大手キャリアでは年齢認証ができますが、UQモバイルをはじめとする格安SIMは基本的にこの年齢認証ができません。よって年齢認証が必要なID検索は使えなくなります。
UQモバイルで新しい端末にLINEを引き継ぐ方法
UQモバイルでスマホを替えずに乗り換える場合のLINE引き継ぎについて紹介しましたが、UQモバイルに乗り換えると同時に端末も一緒に新しくした場合はどうなるのでしょうか?iPhoneやAndroidによっての違いや互換性などの疑問について解説していきます。
注意!iPhone⇔Androidの場合はトーク履歴を引き継げない
まず注意して欲しいのは、今iPhoneを使っていて新しくする端末はAndroidにする場合や、逆にAndroidから新しくiPhoneに新しくしたい場合はアカウントは引き継げますが、トーク履歴は引き継げずデータが消えてしまいます。
あとで見れなくなってしまうので、まだ見てないトークや、重要な情報のやり取りをLINEでしていた場合は事前にトークを確認したり、情報をメモしたりなどの対策をしてから手続きを開始しましょう。
トーク履歴以外の友だちリストやスタンプの購入履歴などは、iPhone⇔Android間でも引き継ぐことができます。
【旧端末】メールアドレスとパスワードを設定する
新しい端末でLINEのアカウントを引き継ぐためには、事前にLINEの設定でメールアドレスとパスワードを設定しなければなりません。メールアドレスとパスワードを設定していれば、新しい端末でLINEのアプリをダウンロードしてメールアドレスでの認証が完了すれば、LINEアカウントを引き継ぐことができます。
2019年2月以前にLINEのアカウントを作っている人は、このメールアドレスとパスワードの設定をしていない可能性が高いので、乗り換える前にチェックしてください。
登録するメールアドレスは、乗り換える前に使っていたキャリアのメールアドレスなど使えなくなるものを設定していると引き継ぎができなるなるので、PCのアドレスやグーグルメール、ヤフーメールなどのフリーメールアドレスを活用しましょう。
登録の仕方はLINEの設定画面からアカウントをタップし、そこでメールアドレスとパスワードを設定できます。もし電話番号をそのままで乗り換えれるMNP(ナンバーポータビリティ)を利用する場合は電話番号も一緒に登録すると便利なので一緒に登録しておいてください。
【旧端末】Facebook連携は任意だがしておくと助かることも
メールアドレスを登録する画面と同じアカウント設定のページでは、Facebookとの連携の設定ができます。このFacebook連携をしておくと、アカウント引き継ぎに役立つこともあります。
通常LINEアカウントの引継ぎは先ほども紹介した通り、設定したメールアドレスとパスワードを入力しLINEにログインをしてから、SMSを通じて認証後アカウントを引き継ぐ形になります。
万が一この引継ぎ方法では引き継げなかった場合は、Facebook連携をしているとFacebook認証でも引継ぎができるので一種の保険にもなります。
Facebook連携によるアカウント引き継ぎでも、メールアドレスでの引継ぎとかわらず、友だち・グループ・プロフィール情報・ステータスメッセージ・BGM・トーク履歴・アルバムやノートに投稿した情報・タイムラインなどの情報がそのまま引き継げます。
【旧端末】AndoridはGoogleドライブ、iPhoneはiCloudでトーク履歴をバックアップ
引き継ぐ前にしなければならないことの一つは、トーク履歴のバックアップすることです。トーク履歴のバックアップをしていれば、AndroidからAndroid、iPhoneからiPhoneへのトーク履歴の引継ぎが可能になります。
トーク履歴のバックアップの仕方は以下の通りです。
- ホーム画面から設定画面に移動する。
- 設定からトークをタップしトーク履歴のバックアップ・復元を選択する。
- その後、Googleドライブにバックアップをタップしたらバックアップが開始されます。
- ホーム画面から設定画面に移動する。
- 設定からトークをタップしトーク履歴のバックアップ・復元を選択する。
- その後、今すぐバックアップをタップするとバックアップが開始されます。
【旧端末】アカウント引き継ぎ設定をオンにする
ここまで解説した手順を行ったら、最後に設定画面のアカウント引き継ぎをタップし、アカウントを引き継ぐの項目をオンにします。これをオンにすると、アカウント引き継ぎが正常に完了するか、一定時間経過するまで他のスマホにアカウントが引き継げます。
【新端末】LINEアカウントにログインする
すべての設定が完了したら、いよいよ新しいスマホでLINEをダウンロードして起動します。起動したら電話番号の入力画面が出ます。電話番号を入力後にSMSで送られてくるパスワードを入力しましょう。
認証が完了したら「アカウントを引き継ぎますか?」と出るので、「アカウントを引き継ぐ」を選択してください。その後メールアドレスとパスワードを入力し、認証されたら引継ぎ完了です。LINEの画面には「おかえりなさい、〇〇〇(自分のLINEの名前)」と出ます。
【新端末】バックアップしたトーク履歴を復元する
アカウントを確認して無事引継ぎの認証ができると、トーク履歴復元画面へと移ります。先ほど紹介したトーク履歴のバックアップを取っていると、トーク履歴を復元というボタンをタップすることでトーク履歴が復元されます。
【新端末】必要に応じてスタンプや着せかえをダウンロードする
無事アカウント引継ぎとトーク履歴の復元が終わったら、今まで使っていたスタンプや着せかえを再ダウンロードしましょう。アカウントには購入履歴が残っていますが、スマホにはこれらのデータがダウンロードされていないので、また使いたいものは再ダウンロードが必要です。
ID検索の代替法!UQモバイルでLINEの友だち追加をする方法
UQモバイルなどの格安SIMでは年齢認証ができないためID検索によるLINE友達の追加ができません。ここではID検索以外でLINEの友達を追加する方法を紹介します。
近くの友達ならQRコードかふるふるを使用する
まず、LINEを交換したい友達が近くにいる場合は、QRコードを読み取る方法か、ふるふるという機能がお勧めです。それぞれのやり方は以下の通りです。
- ホーム画面から友達追加のボタン(右上にある人と+のボタン)を押す
- そこからQRコードのボタンをタップします。するとQRコードを読み込むカメラモードになるのでQRコードを読み込めば完了です。
- 自分のQRコードを表示させたい場合は下にあるマイQRコードのボタンをタップしましょう。
- ホーム画面から友達追加のボタン(右上にある人と+のボタン)を押す
- ふるふると書いてあるボタンを押し、追加したい人と一緒に近くでスマホを振るだけで追加できます。
離れた友達はQRコードかURLをメールなどで送信する
離れた人とラインを交換したい場合は、先ほど紹介したQRコードをメールなどで送る方法が便利です。まず先ほどの手順でマイQRコードを開きます。表示されたQRコードの下にダウンロードボタンがあるのでタップし画像データとしてダウンロードします。
あとはそのデータを友達にメールなどで送り、QRコードを読み取ってもらえば友達に追加できます。逆に送られてきた場合はQRコードを読み込むアプリで読み込み友達を追加しましょう。
【裏技】PC版LINEなら年齢認証不要でID検索ができる
年齢認証が必要なID検索ですが、実はPC版のLINEでは年齢認証が必要ではありません。どうしてもID検索がしたい場合はパソコンでLINEをインストールし、メールアドレスとパスワードを使って同じアカウントでログインをし、そこでID検索をして友達を追加しましょう。
もちろんパソコンで追加した友達はスマホのLINEにも反映されます。年齢認証をせずにID検索ができてしまう裏技のため、悪用は厳禁です。
まとめ
いかがでしたか?今回はUQモバイルでのLINEの動作について紹介しました。UQモバイルでは年齢認証ができないためID検索はできないものの、その他の機能は大手キャリアと差はなく今まで通りLINEを楽しむことができます。
アカウントを引き継ぐこともできるので、今までの友達やスタンプ着せ替えも前の状態で使うことができます。皆さんもこの記事を読んで格安SIMのUQモバイルでLINEを楽しみましょう。