月々の利用料金が非常に安いことが格安SIMのメリットですが、それでも支払日に口座に利用料金分の残高がないと利用料滞納になってしまいます。
うっかりしていたり、たまたま口座にお金がなかったなどで携帯料金を支払い損ねたことがある方も少なくはないのではないでしょうか。
今回はそんな利用料金を滞納してしまった場合UQモバイルではどのように対応すればよいのかについて解説します。
できれば滞納はしないに越したことはありませんが、もし滞納してしまったという方もこれを読めば安心です。ぜひ参考にしてください。
UQモバイルで料金を滞納するとどうなる?
基礎知識!UQモバイルの引き落とし日は翌月末日
まずは基本的な知識として、UQモバイルの引き落としスケジュールを紹介します。
UQモバイルは、契約日に関わらず月末締めの翌月末日支払いです。たとえば4月分は4月30日が締め日となり、支払いは5月31日となるわけです。
今までは契約日によって締め日や支払日が変わるキャリアも多かったですが、UQモバイルでは分かりやすく支払を管理しやすいスケジュールです。
1ヶ月滞納した場合は翌月に2ヶ月分をまとめて支払い
もし、やむを得ずひと月分を滞納してしまった場合はさらに翌月にまとめてふた月分支払うことになります。
ここで注意が必要なのが、その支払い方法です。
端末のセット購入をして分割で端末代を支払っている場合と、端末はUQモバイルで購入せずにSIMのみの契約の場合とでUQモバイルからの請求方法が異なるため、自分はどちらなのかあらかじめ確認しておきましょう。
セット購入(割賦契約)なしの場合はコンビニ支払い
UQモバイルで端末をセット購入してない場合は滞納月と翌月、ふた月分が合算されたコンビニ支払い請求書が自宅に届きます。
普段はクレジットカードや口座引落で支払いを行っていたとしても、滞納してしまうとその分はコンビニ支払いに切り替わってしまうので注意が必要です。
また、支払方法を変更等することもできませんので、必ず届いたコンビニ支払の請求書で支払うようにしてください。
コンビニ支払請求書は、ローソンやセブンイレブンなど大手のコンビニであれば基本的にどこでも支払うことができるので、最寄りのコンビニにて支払を行ってください。
封筒ではなくハガキでの郵送なので、うっかり紛失してしまわないように郵便物は確実にチェックしましょう。
セット購入(割賦契約)ありの場合は自動引落
UQモバイルで端末もセットで購入している場合は、滞納分と翌月分が一度に自動引落としとなります。
端末購入について、UQモバイルでは支払方法は分割のみになるので、契約時に端末を購入した方は基本的にこれに当てはまります。
自分が現在も分割で端末代を支払っているのかは、UQモバイルのマイページから確認しておきましょう。
また、滞納した翌々月は一気にふた月分の利用料金が引き落とされるため、急に支払額が増えても慌てないようにしてくださいね。
2ヶ月滞納すると利用停止になり3ヶ月分のコンビニ支払いが必要になる
もし2ヶ月連続で滞納してしまうと、強制的に利用が停止となり2ヶ月滞納分とその翌月分の3ヶ月分のコンビニ支払い請求書が届きます。
利用停止になるタイミングは、最初に滞納してしまった月分を支払うべきだった支払日から数えて3カ月目の上旬頃です。
利用停止になってしまうと信用情報にも傷がつきかねないため、くれぐれも滞納はしないようにしましょう。
3ヶ月滞納すると強制解約になる
万が一、利用停止後に届いた支払い請求書も放置して3か月分を滞納すると、UQモバイル側で強制解約の手続きをとられてしまいます。
利用停止になった月になっても支払が行われないと、その後一カ月以内には強制解約になってしまいます。
強制解約になるとその後のUQモバイルでの再契約がかなり難しくなるばかりか、その他のキャリアでの契約やクレジットカードの契約などもしづらくなってしまう可能性があるため、絶対に避けたいところです。
UQモバイルで料金を滞納した場合の注意点
コンビニ支払い請求書の有効期限が切れた場合はUQお客様センターに連絡
コンビニ支払い請求書が届いても支払うのをうっかり忘れてしまうこともありますよね。
コンビニ支払い請求書には基本的に有効期限がついていて、その期限が切れてしまうとせっかくコンビニに支払いに行っても支払いを行うことができなくなります。
しかし、実はコンビニ支払請求書の有効期限はその通りに切れるわけではなく翌々月の月初まで利用ができると公式HPにも記載があるため、一度コンビニに持っていってください。
ただし、滞納を続けるとその分の延滞利息金も発生してしまうため、請求書が来た時点ですぐに支払うことをおすすめします。
また、実際にコンビニで支払えなかった場合は、すみやかにUQお客様センターに相談をしてくださいね。
UQモバイルショップでの店頭支払いは受け付けていない
たとえコンビニ支払いが行えなかったとしても、UQモバイルの実店舗であるUQモバイルショップでの店頭で直接支払いは行えないので気をつけてください。
店に行って支払いたいと言っても受付をしてもらえることはありませんので、必ず自分でお客様センターに電話をして指示を仰ぎましょう。
利用停止後に支払いをしてから解除されるのは即座ではない
2カ月滞納してしまい、UQモバイルが利用停止になったあとに3カ月分の支払をしても、すぐに利用は再開されません。
公式HPにも入金後数日で利用再開との記載があるように、少なくとも入金当日に使い始めるということは難しいようです。
早くても2日、長くて5日くらいは様子を見た方がよさそうです。1週間以上たっても利用が再開できないようであれば、一度お客様センターに問い合わせてみてください。
UQモバイルで滞納を続ける危険性
強制解約になった場合はUQモバイルで再契約できない可能性大
UQモバイルでの利用料滞納が続き強制解約になってしまったあと、再びUQモバイルでの再契約は不可能に近いといえます。
UQモバイルでは契約時に契約者の信用情報を審査して契約手続きを行うため、強制解約になった契約者が再契約しようとしても審査落ちしてしまい、契約が断られてしまう可能性が高いです。
UQモバイルを長く使い続けたいのであれば、滞納はせずにきちんと利用料金は支払うように気を付けましょう。
割賦契約ありの場合は他キャリアでの契約や金融機関での借り入れに影響する可能性も
SIMのみではなく端末のセット購入もしている契約者が滞納を繰り返してしまうと、他キャリアでのSIM契約のみならずクレジットカードやローンを組む時の審査にも影響を及ぼす可能性があります。
携帯の契約やローンなどは、利用者の信頼度をもって契約が行われます。そのため契約時に信用度を確認するために信用情報というものが各会社の間で共有されています。
滞納などすることなくきちんと支払うべき料金を納めている利用者については全く問題なく審査を通過することができますが、過去に滞納を繰り返していたり強制解約などをされていると審査にひっかかってしまい契約を行えなくなってしまいます。
携帯電話とは言え、分割で購入しているということを忘れないで下さい。携帯だけではなく家を借りるときや、車をローンで購入するときにもこの信用情報は重要になってきますので、たかが携帯料金と侮らずにしっかり支払を行うようにしてくださいね。
まとめ
今回はUQモバイルで料金を支払えず滞納してしまった場合、どうなるのかをご紹介しました。
UQモバイルでは残高不足で引き落としが行えなかった時には、再度引き落としは行わずに滞納月分とその翌月分をまとめて支払うことになります。
これは口座引き落としにも利用料金がかかるため、改めて滞納分を数日後に引き落とすとその分コストがかかるためといえます。
格安SIMとして低料金で利用できる代わり、こういったところでコストを削減しているんですね。
とはいえ、滞納してしまうと利用者の信用情報に傷がつくことになり何のメリットもありません。支払日近くになったら必ず引き落とし口座に残高が残っているか確認して、確実に支払えるようにしておきましょう。