
格安SIMを利用するにあたって、データ通信だけではなく音声通話SIMでの通話料金が気になる方も多いのではないでしょうか。実は、基本料の安い格安SIMであっても、通話料金は大手の携帯電話キャリアと変わらない料金設定であることがほとんどです。
そんなときに通話料金を節約するためにいくつかの方法があることはご存知でしょうか?使い方に合わせて節約すればかなりお得に音声通話を利用することができます。
今回はUQモバイルでの音声通話の節約方法を、オプションはもちろん050番号の活用などもご紹介いたします。これを読んでいるあなたも、意外と毎月かさみがちな通話料金をぜひ賢く節約してみてください。
UQモバイルで050番号を使って通話料を安くする方法
月額基本料無料、8円/30秒で通話できる「SMARTalk」を利用する
楽天モバイルグループが運営する「SMARTalk」を利用すればなんど8円/30秒で音声通話を利用することができるようになります。大手キャリア、格安SIMともに通話料は通常20円/30秒なので、かなり安いことがわかります。
格安SIMも提供している楽天モバイル独自の電話網とインターネット回線を組み合わせることで、非常に安く通話ができるというシステムです。
しかも初期費用はもちろん、月額の基本料金も無料で、通常はオプションサービスであることが多い留守番電話サービスや着信転送機能なども全て無料で使うことができます。
国内だけでなく海外への発着信も同じ料金で利用することができるので、旅行の時や出張の時も安心して利用することができますよ。
SMARTalkの公式ホームページから新規申し込みを行い、取得したアカウントとパスワードを公式アプリで登録することですぐに使うことができるようになります。
SMARTalkの支払方法は原則クレジットカードのみで、月間の利用料金が3,000円以下の場合は最長3カ月分まで繰り越されてまとめて請求が行われるので注意が必要です。
月額基本料100円、8円/30秒で通話できる「LaLa Call」を利用する
格安SIMキャリアの一つである「mineo」や「eo光」などの光回線などを提供している「オプテージ」という会社が運営する「LaLa Call」でも、8円/30秒で音声通話を行うことができます。
こちらは月額料金が100円かかるものの、mineoやeo光のユーザーであれば実質基本料金は無料で利用することができるサービスです。
月額100円がかかるかわりに、できることも多くiPhoneであれば端末ロックを解除することなく直接LaLa Callで通話を開始できるCallKitに対応していたり通話音の詳細設定が可能となっています。
特にiPhoneユーザーであればBluetoothイヤホンなどで着信応答ができるので、車の運転が多い方で音声通話をよく利用するという方にはおすすめのサービスです。
LaLa Callの注意点としては、申し込み時に連絡が可能な電話番号を登録する必要があるため電話番号を全く持っていないという方は利用することができません。
月額基本料300円、16円/分で通話できる「050plus」を利用する
他には月額基本料が300円、16円/分で利用できる「050plus」という音声通話サービスも通話料節約対策にはおすすめです。
050plusはあのNTTコミュニケーションズが運営するインターネット回線を利用した音声通話サービスのことです。
050plusの大きな特徴としては、なんとPod touchやiPadなどのタブレット、PCでもWi-Fi環境さえあれば音声通話を行うことができるという点です。
家に固定電話を引きたくないけれど、一つ家族で共用の電話番号が欲しいという方はiPadやPCを固定電話代わりにすることができるのでとっても便利なサービスですよね。
もちろん、海外との通話も同料金で通話可能ですし、留守番電話サービスなども無料でついてくるので、タブレットで音声通話をしたい方には050plusがおすすめです。
UQモバイルで通話料を安くするその他の方法
LINEやFacebookなどで通話する
新たに電話番号を取得したり音声通話サービスに登録するのはちょっと面倒・・・という方には「LINE」や「Facebook」などのSNSを利用して通話を行うのがおすすめです。
アカウント取得している人同士であれば電話番号を教えあう必要もなく、無料でお手軽に通話ができるため、利用しているユーザーも非常に多いです。
電話番号がいらないのであれば一番手っ取り早い方法でもあるので、音声通話でなくてもただ通話ができるだけでいいという場合はSNSの通話サービスを上手く活用して通話料を節約しましょう。
LINE Out、LINE Out Freeを利用する
LINE Outとは、LINEが提供する音声通話に特化したLINEとは全く別物の通話サービスのことです。一番の特徴はLINEを利用していないユーザーの携帯電話や固定電話に発信ができるという点です。
LINE Out FreeとはLINE Outの無料版で、広告を視聴することで携帯電話宛てであれば1分間、1日最大5回まで無料で音声通話を利用することができます。
最初は無料で使えるのでまずはLINE Out Freeでお試ししてみて、使い方に慣れたらLINE Outでクレジットを購入したり30日版の契約を行うのがおすすめです。
コールクレジットを購入して通話する場合はの料金は14円/1分、30日プランは120分で720円なので6円/1分の計算と、どちらも先ほど紹介した3つのIP電話サービスよりも安く通話することができます。
UQモバイルのかけ放題・通話パックで通話料を抑える
国内通話かけ放題 | 国内通話 10分かけ放題 | 通話パック |
---|---|---|
24時間かけ放題 月額1,700円 | 10分/回×回数無制限のかけ放題 月額700円 | 60分/月の通話が無料 月額500円 |
60分/月を超えて通話を使う場合はかけ放題がおすすめ
UQモバイルにも通話のオプションが用意されており、ユーザーの月々の通話の頻度や時間によりお好みのオプションをあとからつけることも可能です。
国内通話10分かけ放題オプションの場合は、月額700円で1回につき10分までなら何度でも通話料が加算されず音声通話を利用することができます。
通常の通話料金であれば700円で60分の通話ができるので、毎月60分以上通話を行うようであればかけ放題オプションをつけたほうがお得となります。
通話パックは月額500円で60分/月の無料通話
10分以上の通話を行うけれど、頻度はそんなに多くないという方は通話パックというオプションであれば、月額500円で毎月60分の音声通話を行うことができます。
通話パックも、通常700円で60分の音声通話料に比べれば単純計算で200円お得に通話を行うことができるのでおすすめのオプションです。
60分/月を超えた時の通話料は20円/30秒(大手キャリアと同一)
ちなみに通話パックでついてくる60分の通話を超えてしまった場合は、20円/30秒の通話料金が発生するので常に超えていないかのチェックが重要です。
UQモバイルは格安SIMではありますが、通話料金のついては大手キャリアと同一の料金設定となっているためデータ通信だけでなく音声通話も頻繁に行うのであればオプションの加入を検討しましょう。
通話パックで余った無料通話分は持ち越しできない
逆にオプションで通話パックをつけていても余った無料通話分は、データ通信容量のように翌月に繰り越すことはできないので注意が必要です。
せっかくオプションに加入していても無料通話分が残ってしまっては損になるケースもあるので毎月どれくらい通話するかを把握しておくと目安になります。
ただしオプションの加入や解約は、いつでもUQモバイルのマイページからネット行うことができるので、お手軽に試したり辞めたりできるのでありがたですよね。
月に12.5分以内の通話なら通話パックは必要なし
もしUQモバイルを使ってて通話オプションをつけるか迷っている方であれば、通話時間が月に12.5分あるかないかを目安にすると便利です。
SNSなどで友達や知り合いとは手軽に通話ができるようになったものの、お店の予約や問い合わせなどで意外と音声通話は使っていることが多いです。
オプションの契約をする前に今までの毎月平均の通話時間を確認しておくと、損無くオプションを選択することができるのでおすすめですよ。
まとめ:UQモバイルでも050番号を使えば通話料を安くできる!
UQモバイルでは、定額かけ放題や通話パックなどの多彩な通話オプションだけではなく050番号の活用を行うことでも通話料金をかなり節約することができます。
ただし注意が必要なのが、050番号ではフリーダイヤルが使えなかったり110番などの緊急通報を行うことができないという点です。
それを踏まえてでも、上手に050番号を利用することで今までの半額以下に通話料金を抑えることも不可能ではありません。
まずは自分が毎月どの程度音声通話を行っているのかをチェックして、ぜひ通話オプションと050番号を有効活用し毎月の携帯料金を見直してみてはいかがでしょうか?